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2023年11月18日
工芸品を販売していると、日々興味深いことに気付く。canosaでは土鍋やポットを販売しているのだが、それらの蓋を閉じて陳列していると、8割以上の人が蓋を開けて中を覗くことだ。蓋の向こうに何を想像しているのだろうか。鍋の開け閉め具合が購入の決定打になるわけもなく、大抵は蓋を開けて閉める、それで満足している。
普段厨房などに立たないお父さんも蓋を開けて「ほほう」などと独り言ちている。何が「ほほう」なのか分からないが、鍋やポットの中身など開けなくてもどうなっているか分かると思うのだが、とにかく開けて閉めるのだ。これが自宅の厨房なら「晩御飯は何かなー?」などと無邪気に鍋を開けるのは分かる。空腹時の野生の本能なのだろうか。
試しに鍋の蓋を開けて陳列すると、意味もなく蓋を閉じる人は激減した。鍋の中の空間に多くの人は想像を膨らまして未知の世界を覗くのだ。いずれシチューでも入れておこうと思う。
同じことががま口や名刺入れでも起こる。がま口を開けて閉じる。小銭入れを開けて閉じる。もちろん購入を検討するために使い心地をチェックするのもあるのだろう。しかしそれだけではない気がする。もしかすると「お金が入っているかも!」と想像しているのだろうか。いや、意表をついて「開きそうだけど開かない」ことを期待しているのだろうか。この小さな好奇心を他の何かに役立てたい気がするのは自分だけであろうか。自分だけであろう。(全て個人の感想です)
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