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2024年5月6日
ビジネスにおけるコミュニケーションツールとして「電子メール」が浸透してから30数年が経過した。いや、ビジネスだけでなくプライベートでもいまや生活の一部だろう。それまでは電話やFAX、海外とのコミュニケーションはTELEXだった。その当時は特に不便さを感じなかったが、メールのない世界はもはや考えられない。
しかし一方で理不尽さや暗い気持ちにさせる場面も多くなった。世間を騒がすクレーマーやストーカーなどの犯罪は別として、対面や電話では考えられない常識やモラルを疑わざるを得ないメールを時たま見ることがある。
特にHPの「問い合わせ」から質問や見積りなどを依頼してくる方の中で、暗澹とした思いにさせられることがある。例えば見積もりや貿易に関する質問を送ってくるのはありがたいが、こちらが返答しても「うんともすんとも」反応がないことが多い。顔が見えないし、ビジネス上の関係性もないので、「礼儀やマナー」などどうでもいいと思っているのかも知れない。実際どうでもいいのだろう。しかし相手はお客様でもなければ、こちらも無料相談所でもない。いや、無料相談所であっても質問に対する回答には「最低限の礼」は必要ではないか。「参考になりました。ありがとう。」や「検討させて頂きます。」など短い返答でいいのだ。電話で人に質問して「…」ということはないはずだ。
コミュニケーションの手段は多様化してもマナーや礼儀に新旧はないはずだ。自分自身も気を付けていきたい。
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