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24時間テレビの不思議

2024年9月1日

パリオリンピックが終わり、パラリンピックを楽しみにしていた人も多いと思う。ところがだ。時差を加味してもあまりに生中継が少なすぎないだろうか。障害がありながら不屈の精神と圧倒的な技術でオリンピックとは一味も二味も違うスポーツの醍醐味を目の当たりにするこの世界大会を放映しない理由はいったい何なのであろうか。テレビで伝えられるのはメダルの事ばかり。視聴者は内容を知りたいのに、メダルを取ったとか何色とか本当にいい加減にして欲しい。どうせ深夜の時間帯はTVショッピングやしょーもない番組を垂れ流しているのだ。新しいことを考える頭がないなら、一切の脚色なしにパラリンピックを放映して欲しい。視聴者も考えなければならない。オリンピックでは挙ってスポンサーを気取っていたのに、パラリンピックではスポンサーになっていない企業をキッチリ把握することだ。

 

しかしパラリンピックを台所事情やスポンサーの問題で放映出来ないのはまだいい。最も偽善で恥知らずで怠慢でふざけているのが日本テレビの24時間テレビだ。日テレ系列の職員が24時間テレビで集めた寄付金の一部を着服していたのは記憶に新しい。こんなことがあったのなら、集めた金額の透明性を100%担保しなければならないのに、キャッシュレス募金などという不透明な募金方法には智く、番組内容も愛でもなければ正義でもないふざけた内容に驚くばかりだ。まずバカの一つ覚えの24時間マラソン。パラリンピックで障害者が命を懸けて競っているのに、健常者が走ったり歩いたりして誰が救われるのか。オリンピックのメダリストをスタジオに呼んで裏話など話させて地球が救われるのか。そもそも職員が寄付金をくすねる様な杜撰な会社にそんな大それたテーマを立ち上げる資格はあるのか。日本テレビは懺悔として、せめて集まった一般寄付金と同額の金額を寄付する「マッチング」寄付をせよと言いたい。

 

そしてそして。まさに今はパラリンピックの真っ最中なのだ。オリンピアンもいいが、24時間やっているならパラリンピックを中継しろよ!!といいたい。

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