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極寒の部屋

2025年2月6日

日本中が今年一番の寒さに震えている中、「沖縄は暖かくていいね」と沖縄県外の取引先や友人から言われることが多い。「いや、沖縄の日照時間は全国37位で冬はどんより曇っていて、強風吹き荒ぶので、ご想像よりも寒いですよ」と答えると、意外そうな反応を示される方が多い。


しかし外がどんなに寒くて悪天候でも、家に帰ると「ホッ」として気持ちが緩み、心も温かくなるのではないだろうか。我が家は違う。玄関のドアを開けた最初の言葉が「さぶッ!」である。フツーなら外から帰ると上着を脱ぎ、外出着よりは軽装になるのではないだろうか。我が家は家に帰ると、フリースを着て、ダウンを着て、靴下を履くのだ。そう、外より厚着をしないと心筋梗塞になりそうである。そのくらい寒い。構造上の問題なのだろうが、我が家は古い高層住宅で自分の部屋は最上階にある。「最上階」などというと「ペントハウス」みたいだが、建物全体が段々状になっていて、さらに高層階はあるのだが、我が家の上に部屋はないので、すぐ上は屋根、ということになる。上が屋根だと寒いのだろうか。そんなわけはない。一軒家なら上は当然屋根だし、2階建ての一軒家なら屋根直下の2階の方がフツーは暖かいはずだ。しかし我が家は違う。毎朝通勤のために玄関のドアを開け外に出ると、意外な温かさに「ホッ」とする。外出する時はTシャツの上にジャケットだけだ。ダウンやコートなど必要ない。しかし何度も言うが、我が家はフリースもダウンも靴下も着用しなければ命にかかわる。「エアコンを付ければ?」と思われるだろうが、我が家のエアコンに暖房の機能はない。

 

「じゃあ夏なら涼しいね」と思われるだろうが、とんでもない。夏の我が家はまた灼熱地獄なのである。外出時もずっとエアコンを冷房にして置かなければ、帰って冷房をオンにしても、ようやく部屋が涼しくなるのは寝る頃だ。1日中太陽に熱せられた屋根や壁からの熱が部屋に伝わり、部屋の全てのものが温かい。

 

しかしメリットもある。冷蔵庫に入れずとも冬はワインがいい感じで冷えているし、夏はキッチンキャビネットに入れているレトルトカレーが温かい。

 

そんな部屋に住んでもう21回目の冬だが、歳のせいだろうか。明日の朝は凍死しているのではないだろうか、という不安と毎日戦っている。

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