沖縄は四方を海に囲まれているので釣り天国、と思いきや、釣り人にとってはなかなか厳しい環境です。遠浅でリーフが沖合まで張り出しているので、漁港や堤防からフカセ釣り、リーフでルアーフィッシング、遊漁船での沖釣りが主流になります。磯、と言えるポイントは北部の数か所に限られていて、競争も激しい上にアクセスも滅茶苦茶タフです。中には車を降りてから1時間以上歩くポイントもあり、釣りなのか登山なのか分からないポイントもあります。しかも足場が悪く上級者向けが殆ど。1人でなんて怖くていけません。リーフでの釣りも根掛かりとの戦いで、今まで何個のルアーをロストしかたも分かりません。足場のいいポイントはやはり漁港や堤防ですが、マナーが悪い釣り人が多く、ゴミは放置、係留されている船に勝手に乗り込む、釣り糸がスクリューに絡む、などの理由で最近では釣りを禁止する漁港も増えていて、今じゃ本島の漁港の半分くらいが釣り禁止です。
私は那覇一文字と言われる沖堤防によく行きますが、やはりゴミや釣った魚を放置する人がいますね。年配にもマナーの悪い人が多い。その放置したゴミが最終的に自分の首を絞める、という想像力がないのか、誰かが片付けてくれると思っているのか。自然を相手にする趣味なのに、まったく理解できません。
空港の第2滑走路が完成したので最近は落ち着きましたが、那覇一文字で釣りをしていると、掘削船や砂利運搬船が頻繁に沖を通過します。7~8年前はよく釣れましたが、最近はめっきり魚種も減り、数も全然釣れなくなりました。空港の拡張で潮の流れが変わったせいか、居着く魚が減った気がします。
那覇一文字はフカセとカゴ釣りが多く、次にエギングですね。でも沖縄のイカは取りつくされてしまったんじゃないかと思うほど釣れなくなりました。一時期エギンガーの数がトンでもないことになってましたからね。あっちこっちでビュンビュン、ロッドをしゃくり続ける人で海岸が大変なことになってました。さすがに釣れなくなってエギンガーも減りましたね。一文字はイカを狙う時はエギングロッドではなく、長い3~5号竿でテトラに下りず、高い位置からサイトで目の前にエギを落として釣る熟練の人が多いですが、秋のチビイカの時期に釣れるくらいで大物釣ってるのは見なくなりました。
ロジスティーダを設立する前は毎週一文字に渡っていましたが、かれこれ8か月以上竿やロッドを握っていないですね。コロナで沖縄の釣り事情がどう変わったか、見ることも出来ません。
私の夢は沖縄に釣り桟橋を作ること。横浜のように有料でも安全で綺麗で誰でも手軽に楽しめる釣り場を作りたい。沖縄で手軽に釣りができないなんて悲しいじゃないですか。賛同してくれる人がいたら一緒に実現させましょう!
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